異色のハイブリッドと内外装変更。マイチェンと呼ぶには見どころ多めな新型「ポルシェ911」まとめ
掲載 更新 carview! 文:編集部/写真:ポルシェジャパン 15
掲載 更新 carview! 文:編集部/写真:ポルシェジャパン 15
ついにモデル史上初となるハイブリッドを搭載した「ポルシェ 911」が発売されました。ビッグマイナーチェンジとはいえ大きなトピックが複数! という印象ですが、ポルシェファンのみなさまはどうお感じでしょうか。今回は改めてハイブリッド化された911について整理します。
マイナーチェンジしたグレードはベースモデルの「カレラ」と高性能モデルの「カレラ GTS」。カレラの上位グレードである「カレラS」や、超高性能モデルの「ターボ」や「GT3」などは順次追加されていくことになります。
<発売されたグレード>
・カレラ|8速PDK||1694万円
・カレラ カブリオレ|8速PDK|1943万円
・カレラ GTS|8速PDK|2254万円
・カレラ GTS カブリオレ|8速PDK|2503万円
・カレラ4 GTS|8速PDK|2365万円
・タルガ4 GTS|8速PDK|2615万円
・カレラ4 GTS カブリオレ|8速PDK|2614万円
価格はカレラで74万円、カレラGTSで195万円の上昇。このうち「T-ハイブリッド」と呼ばれるハイブリッドが911史上初めて搭載されたのは5台のGTSモデルで、ベースのカレラ2台は非ハイブリッドのまま。
<ハイブリッドシステムのトピック>
・マイルドハイブリッド(EV走行やコースティングはできない)
・フラット6の排気量が3.0L→3.6Lに拡大
・エンジンとPDKの間に薄型の駆動モーター(54ps/150Nm)を配置
・小型ツインターボ→大型シングルターボ(電動アシスト付)に変更
・ターボのタービンとコンプレッサーの間にモーター(15ps)を配置
・小型の駆動用リチウムイオンバッテリーは1.9kWh
・従来の12Vバッテリーもリチウムイオンに変更
・システム出力は旧GTS比で541ps(+61ps)/610Nm(+40Nm)と大幅向上
つまりハイブリッド化で追加されたモーターは計2個。1つはエンジンとトランスミッションの間に置かれる駆動モーターで、もう1つはなんと排気ターボにアシストモーターを付けて低回転域でのピックアップを増強。いわば“電動ツインブースト仕様”とでも言うべきユニークな構成です。
駆動バッテリーは1.9kWhとプリウスの半分にも満たない容量なので、長時間このシステム出力が維持できるわけではなく、踏み込んだ時の加速の立ち上がりで大きく差をつけるイメージと思われます。電池は駆動モーターとターボのモーターの両方に電力を供給。この結果、加速性能は旧GTSにかなりの差をつけています。
<911GTSのダイナミック性能>
・0-100km/h加速|3.0秒(3.3秒)
・最高速度|312km/h(311km/h)
※()は旧GTSの数値。
(次のページに続く)
>>新型「911」の目玉はハイブリ搭載「GTS」。加速が大幅進化の理由
>>新型「ポルシェ マカン」発表。4灯ライトほかデザインの完成度に注目
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
そ、空から荷物が!? 人の補助ゼロで届く画期的な“空の宅配”をウォルマートが開始
タレント「はなわ」が“愛車”「860万円超え“高級ミニバン”」公開! 「だいぶ節約しながら貯金して」買った「国産車」とは
ブラックベリー「QNX」のSDVオーディオ、中国大手自動車メーカーのEVに採用へ…2026年から
冬道NGなオールシーズンタイヤがあるってマジ!? 冬道も走れるタイヤってスタッドレスだけなの?
一世を風靡したボルボ・アステローペをはじめとして賑やかな車両陣容が特徴だった平成初期の庄内交通を振り返る
ヴァレオ日本・ASEAN、市光工業社長のヴィラット氏がトップに就任へ…2026年1月1日付
レッドブル加入のハジャーが2026年の準備「新タイヤで走れて有意義だった」チームは最終テストでホンダに感謝
【BMW】バイクイベント「BMW MOTORRAD DAYS JAPAN 2026」が白馬村で9/5・6に開催決定!
メルセデスベンツの小型3列シートSUV『GLB』に新型、まずはEVがデビュー…航続最大631km
自動運転AI評価を加速、150億パラメータの「GAIA-3」発表…英Wayve
19カ国から22名がアブダビに集結。FIA F2ポストシーズンテストのエントリーリストが発表
「エア ジョーダン 8 “White and True Red”」は、鮮やかなブルーのジャンプマンが光る!──GQ新着スニーカー
「GR GT」が新開発の4.0L V8ツインターボ+ハイブリッドの“FR”になった訳。“速さ”以外にも譲れなかったこととは
新型「エルグランド」は“電動化”で値上がり確実。いま“400万円前半の現行”をお得に狙うべきこれだけの理由
「ハイラックス」が火をつけた国内ピックアップトラック人気。三菱「トライトン」に続いていすゞ「D-MAX」やマツダ「BT-50」もアリじゃない?
【指摘】トヨタ「新プロジェクト」への違和感。「センチュリー」と「LS」は“ドイツの名門”と同じ轍を踏む可能性?
【複雑】フルモデルチェンジに一部改良、“ビッグマイナー”や“〇〇相当”…なぜ呼び名が違うのか。具体的な定義はある?
販売終了から1年半、三菱「RVR」復活か。コンパクトSUV「エクスフォース」の国内仕立て説が濃厚
「ヤリス」がついに“電動パーキングブレーキ”搭載。2月の改良で大型ディスプレイも採用して装備充実だが…コスト高で廃止される機能も
【販売網は他社の4分の1なのに売れすぎ】三菱「デリカミニ」が受注1万台超。“300万円級デリマルパッケージ”がオーダーの7割弱という異例の人気ぶり
新型トヨタ「ハイラックス」にワイドトレッド仕様の「GRスポーツ」が加わるか…オーストラリアで早くも話題に
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!